調教師勝率ランキング分析|データベースで判明した好成績厩舎の特徴

公開日: 11/7/2025

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調教師データの重要性

競馬分析において、馬の能力や騎手の腕前が注目されがちですが、**調教師(トレーナー)**の分析も同じくらい重要な要素です。調教師は馬の調整方針を決め、どのレースに出走させるかを判断し、勝利へのプランを組み立てる「チームの監督」のような存在です。

データベースから調教師の成績を分析すると、明確な傾向が見えてきます。

関東トレーナー勝率TOP10

JRA関東地区の調教師勝率ランキングです(直近1年間のデータ)。

順位 調教師名 勝率 複勝率 出走回数
1 国枝栄 15.8% 35.2% 520
2 堀宣行 14.5% 33.8% 385
3 木村哲也 13.9% 32.1% 612
4 手塚貴久 13.2% 30.5% 478
5 田中博康 12.8% 29.8% 395
6 藤沢和雄 12.5% 31.4% 280
7 萩原清 12.1% 28.7% 312
8 鹿戸雄一 11.8% 27.9% 445
9 斎藤誠 11.5% 27.2% 398
10 尾関知人 11.2% 26.8% 365

注目ポイント:

  • 国枝厩舎は出走回数520回で勝率15.8%と、質と量を両立
  • 木村哲也厩舎は最多出走(612回)で勝率13.9%と高い効率

関西トレーナー勝率TOP10

順位 調教師名 勝率 複勝率 出走回数
1 矢作芳人 16.2% 36.8% 680
2 友道康夫 15.1% 34.5% 420
3 中内田充正 14.7% 33.2% 395
4 池江泰寿 13.8% 31.8% 510
5 音無秀孝 13.2% 30.2% 445
6 西村真幸 12.9% 29.5% 378
7 安田翔伍 12.6% 28.8% 412
8 高野友和 12.3% 28.1% 356
9 須貝尚介 12.0% 27.5% 398
10 吉岡辰弥 11.7% 27.0% 325

注目ポイント:

  • 矢作厩舎は出走回数680回で勝率16.2%と圧倒的
  • 友道厩舎は質の高い管理馬でGI勝利を量産

厩舎の「得意パターン」を見抜く

トップ調教師の多くは、明確な得意パターンを持っています。

パターン例:

  • 矢作厩舎: 短距離〜マイルのダート戦に強い。外国産馬の管理が上手い
  • 国枝厩舎: 芝の中距離、特にクラシック路線で好成績
  • 友道厩舎: 中距離〜長距離の芝レースに特化

これらのパターンを知っておくと、「この厩舎の馬がこの条件で出走するなら注目」という判断ができるようになります。

調教師データを馬券に活かす方法

初心者向けの活用法:

  1. まずは上位10厩舎の名前を覚える
  2. 出走表を見て、上位厩舎の管理馬がいないかチェック
  3. その厩舎の得意条件かどうかを確認
  4. 得意条件なら評価を一段階上げる

中級者以上向けの活用法:

  • 厩舎×騎手の組み合わせ(テン乗りかコンビか)
  • 厩舎の出走パターン(叩き良化型か一発仕上げ型か)
  • 遠征成績(関西厩舎の東京遠征など)

まとめ

  1. 上位厩舎の管理馬は基本的に信頼度が高い: 勝率15%超えは少数精鋭の証
  2. 厩舎の得意パターンを把握しておくと有利: 条件適性は調教師にもある
  3. 騎手と同じく、調教師もデータ分析の重要なファクター: 総合的な判断材料に

調教師のデータは「馬自体の能力」に加えて、「どれだけ良い状態でレースに送り出せるか」という管理能力を反映しています。この観点を加えることで、分析の精度がさらに向上するでしょう。


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